コミュニケーション
最初に言い訳(割と過去の話)
最初に書いておくと、自分はいろんなところで言い過ぎて、 迷惑をかけたことが過去に何度もあります。 flameもよくやっていました。
年齢とともに少しずつうまく行くようになって来ましたが、 正直まだまだなところもあります。
特に余裕がないときは焦って雑なコミュニケーションになりがちです。 これは悪癖なので直したいのですが、 こういう特性があるのは理解してもらえたらとは思います。
権威主義にならない
自分がコミュニケーションについて一番気をつけていることは、権威主義にならないこと、させないことです。 参考としては以下の記事が挙げられます。
自分は権威主義によって過去につらい経験をたくさんしてきました。 少なくとも上の記事にある「組織構造」「組織文化」については限りなくゼロにしたいと考えています。
「個人の性質差」についてはスキル、経験、健康状態についてはゼロにするのは難しいですが、 押しつけにならないように常に気を配るようにしています。
HRT(謙虚・尊敬・信頼)についての自分の考え
エンジニアでのコミュニケーションに対する記事を読むとよく出てくるのが、 「心理的安全性のためにHRT(謙虚・尊敬・信頼)を大切にしよう」という考え方です。
もちろんこの考え方は大切だと思います。 ただ、HRTを実践するためには3つの前提があると思います。
1. 「チーム」であること
元となるGoogleの記事を読みました。
この記事の最初に、チームの定義があります。
- ワークグループ: 相互依存性が最小限という特徴があり、組織または管理上の階層関係に基づいています。ワークグループのメンバーは、情報交換のために定期的に集まる場合があります。
- チーム: メンバーは相互に強く依存しながら、特定のプロジェクトを遂行するために、作業内容を計画し、問題を解決し、意思決定を下し、進捗状況を確認します。チームのメンバーは、作業を行うために互いを必要とします。
自分はこの定義を見てショックを受けました。 なぜなら、自分は前の会社では一度も「チーム」に属したことがないからです。 今まで属していたのは全て「ワークグループ」でした。
定期的にミーティングはありますが、基本的には周りの人が何をやっているか分かりません。 何のために仕事をしているのか分かりません。 そのような状況で効果的なチームを作るのは困難です。
2. 弱みを見せること
自分は「強みを生かす」ことが大事だと思っています。 しかし正直なところ強みが分からない人もいます。 そういう人たちにどのように接したらいいかが悩みでした。
しかし発想が逆だと気づきました。
この記事の中で、マネージャーのサカグチさんが自分の弱みを見せることで、 チームに心理的安全性が生まれたエピソードがあります。
自分はこれこそが本質だと考えます。
なぜなら「自分の強みが分からない人」はいるかもしれませんが、 「自分の弱みがわからない人」はいないはずです。
そしてある人が弱みを見せることによって、別の人にとっては相対的に強みになります。 それで十分だと思います。「他の人は○○が苦手だが、自分は苦にならない」のは強みです。
3. パフォーマンスの低い人を無視しないこと
これは元となったTeam Geekに 「3.4.2 アンチパターン:パフォーマンスの低い人を無視する」として書かれています。
リーダーがそう願っていても、パフォーマンスの低い人が成長しなければ (あるいはどこかへ行かなければ)、パフォーマンスの高い人の時間をムダにするし、 チームの士気も下がってしまう。君がパフォーマンスの低い人を無視したとしても、 チームはその存在を無視することはできない。割を食うのは自分たちだからだ。
自分はこれまで(前の会社で)、パフォーマンスが低い人(派遣で来てもらっている人)と仕事をすることがありました。 しかしそういう人を見ても、自分が手助けすることはできず、 不本意な形で去っていくことがありました。
正直自分はそういう人を見るのがつらいです。 なぜなら、自分に自信がないのが周りから見て分かるからです。
逆に、パフォーマンスが低いままの人と仕事をし続けると、今度は自分がつらいです。 どちらにせよ、パフォーマンスが低い人をそのままにするのはアンチパターンです。